写真と本と音楽の日々

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最初は月の写真から

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2017年1月12日は、今年最初の満月の夜

千葉県の夜空はとても澄んでいて、月が煌々と輝いていました。
こんな夜は、皆さん満月を撮影したいよね?したいよね^^;
で、おれは自宅のベランダから撮影開始……でも、三脚を立てるのは面倒なので、ベランダの柵に肘を付いてのお手軽手持ち撮影にしちゃいました。
でも、満月の光って思ったよりもずっと明るいので、最近の手ぶれ補正付きカメラならば手持ちでもブレずに撮影できちゃうんです。

 

写真の撮影データは?

具体的なデータを記すと、焦点距離150mm(35ミリ換算300mm)、ISO400、絞りf9、シャッタースピード1/800です。昔から言われている、手ブレしないシャッタースピードは、焦点距離(35ミリ換算)分の一なので、今回のデータだと倍以上のシャッタースピードで撮影できています。手ぶれ補正付きならもっと遅くても大丈夫なので、満月の撮影なら手持ちで余裕って事になりますね。

マニュアル露出で撮影しよう!

撮影で注意する点は、カメラのAE(自動露出)を使わないことです。具体的には、絞り優先やプログラムモードなどは使わずにマニュアルモードで撮影します。カメラのAEの制御をざっくり簡単に書くと、ほとんどのカメラのデフォルト設定である分割測光の場合、撮影範囲全体の明るさを測って平均するとグレーの明るさになるようになっています。
だから満月の夜空のように、被写体の月だけが明るくて周りの夜空が真っ暗な場合、普通にAEで撮影すると、画面のほとんどを占める暗い夜空の部分を明るくしようとしてしまい、肝心の月が真っ白に飛んでしまうのです。

もちろん、スポット測光や露出補正を使えばAEでも撮れると思うけど、それよりマニュアルモードで決め打ちしちゃった方が早いし露出の暴れも無いのでおすすめです。

具体的な設定は?

設定は、ISO400、f8、1/800を基本に写して、好みで微調整すればいいと思います。暗めにしたいならシャッタースピードを早くするか、絞りを絞る(数字を大きくする)。明るくしたいならその逆。月が欠けているときはもちろん暗くなるので、明るくする方向に設定してください。
これであなたも、月の撮影が出来ますよ~!